ロンドン食と農の便り(Monthly Report)

ロンドンの食とイギリスの農業について毎月レポートを書きます。

(2019年BA更新版)第15回 ヒースロー空港で買えるお土産(ANA,BA編)

イギリスへ旅行に来て、あれやこれやとお土産を買いに走り回ったつもりが、帰国直前になって、

あ~あれも買っとけばよかった~。もう一回お店に行こうかな。でも時間がもったいない。きっと空港にもあるはず。でも、もし空港に無かったらどうしよう。

なんてグダグダ迷うこと、ありそうですよね。ここでいちばん問題なのは、空港まで来てしまったら、お目当ての物が無くても、もう引き返せないこと。

そこで今回は、皆さんよりも一足先にヒースロー空港へ乗り込んで、どんなお土産を売っているのか調査してきました。

今回調査したのは、東京行きのANAが発着する第2ターミナルと、British Airwaysが発着する第5ターミナルです。

なお、当然ながら、お店の商品は頻繁に入れ替わるので、いつも同じ物が置いてあるとは限りません。あくまで2016年10月現在の調査結果です。

<2017年更新版>

前回の調査から1年近く経ったので、もう一度両ターミナルを訪問してみたところ、いくつか新しい発見がありました。2017年7月現在の最新情報を各ターミナル紹介の後に追加しておきますので、ご参考に!

<2019年BA更新版>

先日ロンドンを訪れた際に、第5ターミナルをグルっと見てきました。記事の最後に情報を追加します。

それから、JALの発着する第3ターミナルの調査結果を別の回にまとめました。以下のリンクをご参考に!

larrytk.hatenablog.com

 

 

1.第2ターミナル(ANA)

イギリスの空港では、セキュリティゲートの手前にほとんど店が無いので、乗客はチェックインを済ませるとすぐにセキュリティゲートを通過して中に入ります。一方で、飛行機の搭乗ゲートは直前まで知らされないので、それまでの間、ぶらぶらお店を覗いたり、パブでビールを飲んだりして時間をつぶします。だから必然的に出発ロビーのお店が充実しています。

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第2ターミナルは、セキュリティゲートを通過すると2階部分に出る構造になっていて、ゲートのある1階に降りたところが出発ロビー。このあたりにお店が集まっています。さて、調査開始しますか。

 

日用雑貨を扱うWHSmith。上の階にも店舗がありますが、下に降りると大きなお店がデンと構えてて、品ぞろえも豊富です。

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お馴染みWalkers(ウォーカーズ)のショートブレッドが山積み。Twinings(トゥワイニングス)の紅茶なども何種類か置いてあります。

 

 定番のDuty Free Shopへ。こちらも両方の階にあるけど、下の階のお店の方が大きい。

f:id:LarryTK:20161111164533j:plain f:id:LarryTK:20161111164918j:plain もちろんウィスキーは充実。

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こちらにもWalkersがどっさりと置いてある。英国最大のお菓子ブランドCadbury(キャドベリー)もあります。イギリスの子供たちはみんなCadburyのDairy Milkを食べて育つのだとか。

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イギリスの二大紅茶ブランド、Fortnum & mason(フォートナム・アンド・メイソン)とTwiiningsもいろいろ揃っています。

 

ロンドンの老舗デパート、Harrods(ハロッズ)も店を出しています。

f:id:LarryTK:20161111165313j:plain Harrods熊がお出迎え

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紅茶やチョコレートなど、Harrodsブランドがズラリ。本店で買いそびれた商品があっても、ここで買い足しできそうですね。

 

と、構内を一回りしたところで、目ぼしいブランドはだいたい手に入ることがわかったんだけど、この程度なのかな~。う~ん、なんか物足りない。と思って、もう一回りしてみることに。

 

ロンドンのOxford Streetに本店がある高級デパートのJohn Lewis(ジョンルイス)がお店を出していました。店頭にクリスマス仕様のかわいいチョコやクッキーが並んでいるではありませんか。

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これはもしやと思って店内へ。あるある!!

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おしゃれなデザインで日本人に大人気のチョコレート店、Charbonnel et Walker(シャルボネル・エト・ウォーカー)が棚いっぱいに。さらに、最近イギリス人の間で話題のHotel Chocolat(ホテルショコラ)のコーナーも。バッキンガム宮殿のギフトショップなどで売っているRoyal Collection(ロイヤルコレクション)の紅茶もある。

すごくレベルが高いぞ!!

 

まだ見落としているお土産があるのではないかと、構内をさらに一回り。

ここは、ファーストフード店のEAT.

サンドイッチの横にMarmite(マーマイト)が置いてある!「イギリスの納豆」との異名をもつこの不思議な商品を一瓶持って帰れば、帰国報告会でも盛り上がること間違いなし。

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飛行機を待つイギリス人がたむろするパブの片隅に、化粧箱に入ったビール瓶を発見。London Pride(ロンドンプライド)は、ヒースロー空港近くの工場で製造されるロンドン市民に最も愛されているビールです。エールビールの独特の味が忘れられない方にぴったり。

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と、第2ターミナルをぐるりと探検してみました。

それほど大きくない出発ロビーだけど、よーく店内を眺めてみると珍しいお土産がいろいろ見つかりました。皆さんもちょっと変わったお土産を探してみてはいかが?

 

(2017年更新版)

上の記事でも紹介したDuty Free Shop。昨年見たときはウィスキーだらけだった中央の棚にジンがずらりと並んでいました。

ロンドンではいまジンが大はやり。Sipsmith(シップスミス)やBeefeater(ビーフィーター)といったロンドン産のジンもあって、数も種類も豊富です。瓶もおしゃれなので、お酒好きへのお土産にばっちり!

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John Lewisにも新たな品揃えが。ショーウィンドウに並ぶ紅茶の箱の模様に、なんか見覚えあるなと思って近づいてみると、なんと日本人に大人気のLiberty(リバティ)柄じゃないですか!

他にもデザインの素敵なWhitterd(ウィッタード)もあったりして、改めてこのお店、私たちの好みをわかっておられる!!

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イギリス全土に展開する回転寿司チェーンのYo! Sushi。ここでお寿司を食べようとお勧めしているわけではない。理由はこちら。

larrytk.hatenablog.com

お寿司の話はこの際置いとくとして、目をひいたのはレジ前に並んでいた海苔のパッケージ。Seaweed Snackと書かれたこの商品は、イギリス西部のウェールズで生産された焼き海苔なんです。いろいろ味付けがあって、どれもちょっと不思議な味がするけど、意外とおいしい。お友達へのネタ土産としていいんじゃないでしょうか。

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2.第5ターミナル(BA)

ヒースロー空港の第5ターミナルは、英国最大の航空会社British Airwaysの発着のハブとなっているので、他のターミナルよりかなり規模が大きくなっています。ちなみに、イギリスでは国際線に乗るときも出国審査が無いので、第5ターミナルからは国内線も国際線もごっちゃに飛び立っていきます。

というわけで、気合を入れてめっちゃ広い出発ロビーを調査開始。

 

Harrodsの店舗も第2ターミナルよりずっと広い。食品もかなりの種類を揃えているようです。こんなに揃っているのなら、いつも激混みの本店にわざわざ行く必要ないんじゃないかな。

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おー。Harrodsの店の中にEast India Company(イースト・インディア・カンパニー)のコーナーがある。日本ではあまり知られていないけど、イギリスの高級紅茶メーカーです。

f:id:LarryTK:20161113013231j:plain  f:id:LarryTK:20161115171607j:plain こちらがEast India Companyのロンドン本店

 

下の階の奥の方に、Fortnum & Masonの店を発見。とても高級感あふれる店内。本店よりも立派なつくりで、ちょっと入りにくい?

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f:id:LarryTK:20161113013250j:plain ハリポタショップがオープンするのか。百味ビーンズとか買えるようになるのかな。

 

WHSmithも大きな店構え。クリスマス仕様のWalkersが並んでいました。Catwright & Butler(キャットライト&バトラー)のショートブレッドもおしゃれなパッケージで旅行客に人気。

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f:id:LarryTK:20161113013551j:plain Tobleroneの三角の箱が山積み。これはスイスのチョコ。

 

 「イギリスに行ってきました」的なお土産ショップもありました。定番のショートブレッドや紅茶がいろいろ。

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さて、Duty Free Shopもさぞ充実してるだろうと店内を覗くと、あれ?ウィスキーしかない。

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これはおかしいと構内をウロウロしたところ、ありました!

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Duty Free Shopがもう一つありました。しかもこっちは食品専門店。Cadbury、Walkers、Twinings、Thorntonsといった有名ブランドのコーナーまで設けられていて、品揃えも充実。さすがBritish Airwaysのお膝元。お土産品もBritish Foodで固められておりました。

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ところで、CadburyのDairy Milkを眺めていたとき、ふと気になって袋をひっくり返してみました。棚の上半分に並んでいたオリジナルのDairy Milkは、もちろん"Made in UK"。ところが、下半分のDairy Milk Caramelの裏面をみてびっくり。"Made in France"じゃないか!え~。「ロンドンの味」みたいなこと書いてあるのにフランス製なのか~。

イギリスは(まだ)EUの一部なので、EU域内の商品の移動は自由。どの国で作ってどの国で売ってもいいわけなんだけど、なんかね~。

ヨーロッパ人はこだわらないのかな。でも、我々はこだわるよね。重い荷物背負って日本へ持って帰った後にガクッとならないよう、念のため裏面を見てから買いましょう。

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ということで、 空港のお土産売り場を駆け足で見てきました。老舗の銘柄から最近話題のブランドまで、バラエティ豊かな陳列棚をみていると、商品の由緒とか歴史とか、もっと知りたくなってきました。こんどは、ロンドンにある老舗の本店めぐりでもやってみますね。

 

(2017年更新版)

第5ターミナルにも久々に再訪問。

おー!ハリポタショップが開いてるじゃないですか。

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ハリポタグッズは一揃いあるようですが、お菓子の品揃えがあまり多くなくて、私が見つけたのは、スライムゼリーとホグワーツ特急の板チョコと百味ビーンズの小箱くらいかな。

なんか日本で見たお菓子とパッケージが違うような気がするので、ファンの方にはいいお土産なのかもしれません。誰か詳しい方教えて! 

 

(2019年更新版)

2年ぶりに第5ターミナルを訪問。

あれっ?ハリポタショップの場所が変わってる!店構えも広くなってました。この国でもハリポタ人気は根強いんですな。

f:id:LarryTK:20190615084816j:plain f:id:LarryTK:20190615084844j:plain スナックワゴンも充実。

 

空港ロビーのど真ん中に構えるオープンテラスのスタバ。イギリスやロンドン限定のカップが何種類も並んでいます。自分へのお土産にピッタリかな。

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ヘルシーな寿司などを売るitsu(イツ)。私が第1回で特集した記念すべき日本食(?)チェーンもど~んと展開しています。

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レジ前に日持ちしそうな商品が並んでいます。米粉ケーキとか、エビせんべいもどきとか、韓国海苔とか、かなりカオスな状況ですな。

そんな中に並んでいた「チョコレート枝豆」が気になって気になって、つい購入してしまいました。

 

日本へ持って帰ってきて、久々の実食レポート。

ん?枝豆は塩味だ。甘いのかしょっぱいのか、よくわからないけど、なぜか美味しいかも。あっという間に食べ尽くしてしまいました。

f:id:LarryTK:20190615085056j:plain 美味しいことにびっくり!

イギリスの不思議はまだまだ尽きませんな。